ロパートキナ 孤高の白鳥
ロシアで最も格調高いバレエ団で、世界最高峰と称えられる、マリインスキー・バレエ。200年以上の歴史を誇る、このバレエ団は、三大バレエ「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」を世に送り出し、クラシック・バレエの基礎を築いた事でも知られている。そんな伝統あるバレエ団で現在の頂点に立つのが、ウリヤーナ・ロパートキナ。彼女の踊る白鳥は世界一と評され、現役にして既に称号も手にしている伝説のバレリーナだ。そんな彼女に撮影敢行したのが、バレエ映画をライフワークとする女性監督、マレーネ・イヨネスコ。女性ならではの目線で迫るカメラが映し出すのは、ロパートキナのリハーサルや完璧を追求する姿。そして何よりも魅了されるのが、気高く麗しい演目の数々。本作はロパートキナの魅力と素顔に迫る、美しさに満ちたドキュメンタリーである。
出演 ウリヤーナ・ロパートキナ、アニエス・ルテステュ、ジャン=ギョーム・バール
監督 マレーネ・イヨネスコ