Siriショートカットと呼ばれる機能を利用すると、タップまたはSiriへのリクエストだけで、日々のタスクをすばやく簡単にこなせます。
iOS 12のSiriは、あなたがiPhoneやiPadでよく行う操作を学習して、プロセスを簡略化するショートカットを提案してくれます。例えば通勤途中、毎日カフェに立ち寄る人には、タイミングを見計らってその習慣を思い出させてくれます。また毎朝、起きてすぐトレーニングを行う人には、その開始を促してくれます。ロック画面に確認メッセージが表示されるので、準備ができていたらワークアウトに取りかかりましょう。
カレンダー上に電話会議の予定があれば、Siriはリマインドしてくれた上で、あなたの代わりにロック画面から電話もかけてくれます。
さらに「ショートカット」Appの登場により、Siriは複数のAppにまたがる操作を実行できるようになりました。ここではパワーアップしたSiriと「ショートカット」Appをフル活用するヒントをご紹介します。
ギャラリーを閲覧
「ギャラリー」タブには、「写真」や「朝の日課」など、幅広いカテゴリーを網羅したショートカットがあらかじめ用意されています。画面を閲覧するかギャラリー内を検索して、便利なショートカットを探しましょう。
例えば「自宅までの所要時間」というショートカットは、職場から家までの所要時間を計算し、家族に帰宅予定時刻をメールしてくれます。「アニメーションGIFを共有」というショートカットは、Live Photosで撮影した写真を、ソーシャルネットワークで共有できるアニメーションGIF形式に変換します。
すぐに電話をかけたり、Apple Musicでプレイリスト「New Music Mix」を再生したりと、ショートカットの使い方は他にもたくさんあります。お気に入りのショートカットをタップして、ライブラリに追加しておけば、Appからでも、ウィジェットからでも使えます。
Siriにショートカットを追加
また、多くのAppに「Siriに追加」機能が新たに導入され、デベロッパが作ったショートカットにフレーズを割り当てることもできます。例えば旅行のスケジュールを管理できる「KAYAK」の「旅行の予定」というショートカットを使うと、予定しているフライトやホテルの情報を瞬時に引き出せます。
独自のショートカットを作る
「ショートカット」Appでは、自分でショートカットを作ることもできます。ライブラリ右上の「＋」ボタンをタップして、ドラッグ＆ドロップ形式のエディタを開きましょう。
リストからアクションを選んで組み合わせ、ショートカットを作ります。アクションは「メール」「カレンダー」「カメラ」「地図」「Safari」といった標準インストール済みのAppだけでなく、「Evernote」「Trello」「Giphy」といったサードパーティ製のAppの操作とも連動しています。